対応OS:Windows:2000/XP(64ビット版は動作保証外です)
販売開始日:2009/07/24
ゲームジャンル:ビジュアルノベル
原画:しゃあ
シナリオ:健速
ボイス:主人公以外フルボイス
シリーズ:----
ブランド:F&C FC01
ジャンル:デモ・体験版あり 看護婦 幼なじみ 伝奇 恋愛 学園もの DMM独占販売
■ストーリーあまり大きくない地方都市。そこにある一軒家に1人で住んでいる遥彼方。
両親は他界し天涯孤独の身だったが、そのことにめげる事無く丘の上の小さな学園に通いながら友達に囲まれ楽しく過ごしていた。
朝、彼方が目を覚ますと、なぜか目の前に青い顔をして倒れている金髪の少女が居た。とりあえず看病を始める彼方。やがて目を醒ました少女クリスはとんでもない事を口走る。自分は吸血鬼なのだ、と。普通ならそんな話、一笑に付す所だったが、彼方は違った。何故かそれを信じ、受け入れてしまう。
それ以来、彼女と過ごすことになった彼方。成り行きで始まったとはいえ、彼女との生活の中で、今の自分がやろうとしている事について考えさせられていく。
今をどう生きるのか、そして何を成し遂げるのか?
▼▼ユーザーレビュー一覧▼▼
■こなたよりかなたまで
死を想う事。それは返せば「生きる意味を問う事」ではないか?
・・・とかいうのは、さて置いときましてですね。
ハッキリ言ってシナリオは短いと思うし、Hシーンなど無いに等しいこのゲーム。CGは、まぁ普通レベル。
しかしながら今までにない程のもの凄い衝撃を受けました。とても苦しい。鼻がツーンとする。塩水が目から溢れっ放し。
達観している主人公、その主人公が取り囲む登場人物達に配慮する姿、そしてあの曲、題名とサブタイトル・・・凄い、の一言。
繰り返し何度もプレイしました。
この主人公は多くの人の理想形でしょう。
そして、やればやるほど、このゲームにはこのタイトルしかない、と思わされます。
「こなたよりかなたまで」
DLして、納得するまでプレイして、そして泣け
(不満点は、日常シーンが使い回しだったので長く感じた事くらいです)
■主人公の素晴らしさ。
短所はあるものの、それを長所が上回った良作。
内容が短めで、Hシーンも短め、エンディングがもう少し先の時間まで見せてもらいたいなどの欠点がある。
しかし、それでもこのゲームを薦められるのは、何と言っても主人公の魅力に尽きる。
中途半端にしか信念を通せないヘタレな主人公の多い中、最後の最後まで貫けるこの主人公は立派。 男ならば、きっと感情移入できるはず。
同メーカーの作品に「ホワイトブレス」というのがあるが、あの作品の最大の欠点「主人公の設定に意味がない」をクリアーした内容でもある。
あの作品で納得できなかった方は、是非プレイしてみて欲しい。
■男とは、かくあるべし?
Hシーンは少ないし、ストーリーも決して明るくありません。
ですが、それを補って余りあるくらいの感動を得られます。
特に主人公の物の考え方、行動・言葉は、理想かな?
とは思っても並みの男にはまず無理な事ばかりで、主人公は
自分の出した結論結果に苦しみながらも、決して信念を曲げない。
その姿は男の理想像を思わせるものでした。
とにかくHシーンを見たい方には全くお勧めできませんが、
純愛や感動を求める方には是非お勧めします。
ただ、段落が切られていないので、せっかくの文章が
ちょっと読み辛かったのが残念でした。
■じっくり何度も読んでみたくなる傑作
作品内容の通り、
生きること、死生観について考えさせられる傑作です。
絵の数が少ないのが唯一の欠点ですが、
健速先生のシナリオとOP,EDをはじめとした音楽は群を抜いています。
個人的には聴くだけで泣きそうになるOPは必聴。
一時期プレミア(10000位)がついていたことを考えれば、絶対にやってみるべき。
アダルトゲームに対する感覚が変わります。
なぜアダルトなんだろう?
といかく墓までもって行きたい作品。
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